メモを取るだけのポメラが売れるワケ
最近キングジム社から発売されたメモ専用ツールの「ポメラ」が結構売れているみたいです。スマートフォンに代表されるように、なんでも機能を一つにまとめてしまおうという時代にメモを取るだけの機能しかないポメラが売れるのは何故でしょうか?
考えられる理由は結構簡単で、機能を一つのツールにまとめて問題がない人はもともとその機能が必要なかった人だけだという事です。プロのカメラマンが携帯カメラを仕事で使わないように、仕事でメモを取る機会の多い人は専用のメモツールがどうしても必要になります。
たとえばクリエーターと呼ばれる人々の中には、ふと思いついたアイデアを記録できるようにボイスレコーダーを持ち歩く人もいます。ボイスレコーダー機能なんてものは最近のどの携帯音楽プレーヤーにも標準でついている機能ですが、その機能を呼び出すまでのごく短い手間と時間を惜しむ人にはボイスレコーダー専用のツールが必要なのです。そういう拘りがクリエイティブな仕事をささえているのですね。
今日、某ニュースサイトでスマートフォンのおかげでサラリーマンのカバンが軽くなったという内容の記事を見ました。残念ながらこれはスマートフォンという最新技術の普及という意味だけではなく、実は現代のサラリーマンにとって仕事上でメモを取る機会が減ったという側面も表しています。企業が大きくなりシステム化された結果として、個々のサラリーマンの仕事は単純化されるものなのでしょう。メモを取れば偉いという事ではありませんが、中小企業の社長や管理職の人の手帳はやたらと分厚いものです。
「鶏口となるも、牛後となるなかれ」ということわざがありますが、これをもじって「カバンは重くとも、スマートフォンの機能で満足するなかれ」と言い換える事ができますね。
カテゴリー: PC&ネット
